2011年3月30日水曜日

東日本大震災の時①


3月11日(金)午後3時35分頃、大震災の発生時には、京王線の電車に乗っていた。
東京・調布駅から2つ目の駅までの予定だった。

電車が京王多摩川駅のホームに入ろうとしていた時であった。
電車が34回前のめりになって、急ブレーキがかかって停車した。
止まってすぐ、電車が大きく横揺れして、脱線するかと思われるほどだった。

車内アナンスがあって、「地震で止まった。安全点検が済むまで動かない」という内容だった。

10分ほどすると、
「安全点検にかかる時間はわからない。先頭車両のドアを開けるので、電車から降りていい。」
という車掌からの知らせがあった。

いつ動くかわからない電車に乗っていても仕方がないので、電車から降りて改札をでた。

いつもの散歩コースでもあるので、自宅まで約1時間歩いて帰ることにした。
多摩川沿いのマンションの前には、住民が外に出て不安そうに佇んでいた。
鶴川街道の多摩川大橋を渡って家に急いだ。

自宅近くに来ると、マンションの管理人さんが自転車で自宅へと急いでいる
ところに出くわした。
老齢の母親が一人でいるので、心配で早めに仕事を切り上げてきた、と言っていた
マンションには被害はない、と言い添えていた。

10分程で自宅のあるマンションに着いた。
たまたま自宅にいた管理組合役員が、見回りをして異常がないことを確認していた。

この時点ではじめて巨大地震が起こったのだと知った。

東北地方の太平洋沖で巨大な地震が発生して、激しい津波が襲ったのだった。
関東地方の茨城や千葉でも被害が出ているというテレビニュースがながれていた。

午後5時、管理人が帰った。

東京・下北沢にフラダンスのレッスンに行っていた女房に電話で連絡した。
携帯電話は繋がったが、その後は繋がらなくなった。


女房は小田急線沿いに徒歩で南下して、成城学園駅まで来ることにした。
成城学園まで車で迎えにいった。

<続く>


0 件のコメント: