2012年11月27日火曜日

中国語検定試験と「サンふじ」


中国語と格闘したのは初てのことだった。
1125日の日曜日、中国語の検定試験を受けた時だ。

試験会場は、東京・渋谷の道玄坂にあるフォーラムエイトというビルだった。
渋谷駅から5分のところにある。





検定試験の準4級と4級を受けた。

4級が先だ。
試験開始は午前10時からなので、朝8時過ぎに川崎の自宅を出た。

京王線を乗り継いで、井の頭線渋谷駅で降りた。
日曜日とあって駅周辺は混雑していた。
人ごみのなかを会場前まで歩くと、ビルの前に係員がいて、まだ会場に入れないという。
道玄坂をぶらついて、時間をつぶした。





中国語を身に付けられたらいいなあと思ったのは中国旅行がきっかけだった。

北京オリンピックの前年に北京に旅行した。
秋口であったが、
「今年も上海蟹のシーズンになった。横浜の中華街に食べに行こうか」と相棒と話していた。
中国では500円で食べられると話したら、
「それでは中国にいって食べよう」ということになったのだった。

北京では、ガイドは女性で名前は朱さんだった。
会社は天津にあると話していた。
出身は西安で、小学校から大学まで成績はトップ、2番になったことがないと言っていた。
元文部省の官僚だったが、当時の公務員削減政策で公務員をやめて、
旅行会社に勤め始めたとの話だった。
欠点は、夫婦とも酒好きに大がつくのだと笑っていた。

その朱さんは、実に日本語が達者だった。

そして、街の中や店にも日本語の上手い人たちを沢山見かけた。
帰ったら中国語を習い始めよう、と漠然と考えるようになっていた。

北京オリンピックが終わり上海万博が開かれる前年、今度は上海に旅行した。

水郷の町「錦渓」のお土産店に1人で入った時のこと。
思い切って中国語で聞いてみた。
这个多少钱(Zhè ge duō shao qián)?」(これはいくらですか?)
無事に土産を買えた時、「今度こそ中国語をやろう」と思った。

朝、NHKラジオの中国語講座を聴き続けている。

この辺で自分の中国語がどの程度のものか知りたくなって検定試験を受けることにした。

中国語といっても旅行会話が主目的なのでヒアリングに力を入れている。

今回の試験もヒアリングができればよい結果が得られると考えて挑んだ。





検定試験の次の日、インターネットのホームページに回答が掲載された。

自己採点してみた。
ヒアリングは思った以上にできていた。
しかし筆記試験がさんざんであった。
1220日過ぎに合否の通知がくるようだ。



2つの検定試験を終えて試験会場を後にした。
一息つこうとしたが喫茶店はどこも人で一杯だった。

コーヒーも飲まず帰ってきたら、自宅のドアに宅配便の不在票が挟まったいた。
夜になって届いた。
秋田から届いたリンゴだった。
相棒の姉妹が毎年送ってくれる。
今年も「サンふじ」が届いた。





2012年11月22日木曜日

東京駅とフォアグラ


雨が降り出しそうで11月の半ばとしては寒い日だった。

1119日、厚手のコートを着て元同僚との昼食会に出かけた。
待ち合わせ場所の東京・丸の内は大勢の人で混雑していた。

約束の11時半より早く着いたので丸善書店に寄った。
本をというより、来年のカレンダーを探そうと思った。
特設売り場を設けていたが、気に入ったものがなかった。

丸善を出て、紅葉した銀杏を入れ込んだ東京駅をカメラに収めていたら、
「早く来い」との催促の電話あった。





丸ビル35階のレストラン街にある「Hiro」というイタリアンレストランは、
すでに満席になっていた。

昼のランチメニューは2つのコースになっていた。
フォアグラをメインしたコースの方にした。
アンティパストは、
山形・鶴岡から直送した新鮮野菜を使ったモッツアレラ入りのサラダだった。






元同僚4人で長らく親交を続けてきている
福島県でともに過ごしたのは、昭和が平成に変わる頃だった。
早くも25年は過ぎた。
転勤で別れ別れになっても毎年集まった。
福島県内の温泉に泊まってマージャン、次の日はゴルフをやってきた。
定年退職した後も続いている。

しかし、ここ1年でメンバーの1人が体調を崩してゴルフは無理だとなった。
それではゴルフ抜きで温泉に行こう、ということになった。

しかし、それも体力に自信がないというので今回は食事会にしたが、
結局は食事会も欠席になった。

3時間ほど近況を話したり、昔の失敗話をして過ごした。




帰りに東京駅を見学した。
実は、10月はじめに一度見ていた。
今回は東京ステーションホテルの中に入ってみた。






建物は古いので天井が低く、通路はせまい。
通路は見学ができるようになっている。
見学者が大勢行き来していた。

少し休もうとロビーの椅子に座った。
窓から東京中央郵便局が見えた。


家に帰ってパソコンを開くと、高校時代の友達からメールが入っていた。


「東京ステーションホテルに泊まる都内観光のツアーに申し込んだ。夫婦2人で9万円。」
ということであった。




2012年11月14日水曜日

銀杏と高速道


銀杏が葉を黄色く染め、本堂に覆い被さるように広がっていた。
山門の前の空き地に車を止めて境内に入った。
鮮やかな黄色に目を奪われて、
お墓掃除の前に暫し時を忘れたかのように、しばらく眺め入っていた。




1113日、群馬県館林にある菩提寺へのお墓参りのことである。
ふと思い立った秋の一日であった。

この日の朝、部屋からどんよりした空を眺めていた。

今日もいつものようにラジオで語学講座を聴き、
午前9時になったらパソコンを開いて株式市場の寄りつきを見ることになろう。
早めに昼食を取った後は散歩が日課だ。

7
月に檀家まわりに来た住職に
「お墓参りに行っていない」と言うと、
11月の母親の月命日にくればいい」と言われていた。

「今日、お墓参りに行こう」。
思い立って、午前9時過ぎに相棒と出かけた。

稲城ICから中央道に入った。
久しぶりの高速道で緊張して運転した。
高井戸ICで降りて環八を練馬に向けて走る。
朝の渋滞が残っている。
割り込む車もあるが、無理しないと自分に言い聞かせて運転を続ける。

緊張のせいかトイレに行きたくなった。
丁度ガソリンが少なくなってきていたのでスタンドに寄って給油しトイレを借りた。

練馬ICから外環道に入った。
いつもなら高速道に入ると最初のサービスエリアで休憩する。
今日は先程ガソリン入れたりして休んだので、東北道の蓮田サービスエリアまで走った。

最近は、鉄道の駅中や高速道のSAやPAが大きく進化している。
蓮田SAには、スマートICというETC専用口が新設されていた。
その分駐車場が狭くなったようだが。

施設の中にはフードコートが一新され飲食店が軒を連ねていた。
午前11時過ぎだったが早めの昼食にした。
天ぷら蕎麦と相棒が出かけに作ってきたおにぎりを食べた。

明るくなったお土産コーナーで菩提寺への手土産を買った。
一緒にチョコレートも買った。

運転を再開し館林に向かう。
館林の手前には羽生PAがある。
運転や道路状況をみながら立ち寄って時間調整に利用していたがここ数年は寄っていない。
このPAもリニューアルが終わっているはずだ。
どう変わったのかが気になったので寄ってみた。

建物は平屋の近代的で落ち着いた雰囲気になっていた。
中も明るく広々として、人気店も入って街中の店と変わらない装いになっていた。












羽生PAを出るとほどなく館林ICだ。
高速を降りて菩提寺に向かった。

お寺では、相棒がお墓掃除をしている間に、無縁仏に線香をあげてお参りをした。
そして墓前に線香をあげてすべて終わりである。







内裏をたずねた。
独身の住職は横浜に行っていて留守だった。
先代の奥様で住職の母君が応接してくれた。

奥様は、今年92歳になったという。
年会費や一年分の諸経費の領収書を端正な筆使いで書いてくれる。
お茶を入れて頂く。

先代住職は、frogmanの高校時代の日本史の教師だった。
また、姉の仲人でもある。
50歳前後でなくなっている。
奥様としばらく話をしてお寺を辞した。


街中に住んでいる姪夫婦の所に寄ってみた。
玄関前で電話をすると、市役所でパートをやっている姪が出てきた。
丁度昼食のために帰ってきたところだった。
市役所から歩いて2~3分である。

北関東道の情報を教えてもらった。
帰りは違う道を通ってみようと思っていた。
東北道からだと北上し岩舟JCTで北関東道に入る。
それよりも北関東道の太田桐生ICから乗る方がいいとわかった。
北関東道から高崎JCTで関越道に出て帰ることにした。

関越道でそのまま練馬に出るの距離は近いが混雑が見込まれる。
鶴ヶ島JCTから圏央道に入り八王子経由で帰宅した。

高速道路をぐるりと1周してきたようだ。


この日の高速道路走行

帰りに寄ったSA ずいぶんと日が傾いてきた

自宅に着くと暮れなずんできた

自宅に着いたのは、夕方4時半だった。


2012年11月7日水曜日

刺身定食とコスモス


  『 思いもかけないところでコスモスを見つけた。
    昨日は大雨が降った。
    今日は立冬。
    初冬の空は青く澄み渡っていた。      』


部屋から、北の山並みを眺めながら、
日課にしている午後の散歩をどこにしようかなと考えていた。
携帯電話が鳴った。
友達から、「一緒に昼食でもどうか」との誘いであった。

約束をして、京王相模原線の京王堀之内駅まで行った。
以前に行ったことがある蕎麦屋が水曜日は休みなので、日本食の店に入った。
昼時で女性客が多かった。

友達が薦める刺身定食にした。
別に豆腐を主にしたサラダを頼んだ。
美味しい定食だった。

刺身定食


食事が丁度終わった頃、友達に電話がかかってきた。
お孫さんが急病になり、病院に付き添ってほしいという娘さんからのものだった。
すぐ店を出て別れた。

駅に行く横断歩道を渡ろうとしたら、コスモスが咲いているのが目に入った。






時間があまったので散歩をしようかと思って、相棒に電話してみた。
買い物をするために家を出たところだという。
自宅からは少し遠いスーパーで落ち合うことにした。

夕食の食料を買って、自宅まで30分程歩いた。
途中にある果樹農園では柿が鈴なりだった。





カメラを向けていると京王線に列車が走ってきた。
いつも初詣に行く神社の参道には七五三の幟が立っていた。






しばらく歩くと、ピラカンサスが真っ赤に実を付けていた。





ここから自宅までが心臓破りの坂になる。
坂は、日本テレビのスタジオ、読売ジャイアンツの寮まで続く。
休日にはトレーニングをするランナーも結構いる。

今日の歩数7500歩。
家に着いてテレビをつけると、アメリカ大統領選挙でオバマ氏が圧勝していた。



2012年11月4日日曜日

巨人日本一とモッツァレラ


我が家では自然と巨人ファンである。


というのも、自宅近くには巨人関係の施設が多くて馴染みがあることによる。
巨人選手の寮がある。
読売系列の遊園地もあり、その一角に屋内練習場や球場もある。

今年の日本シリーズが始まると、相棒は何故だか「日本ハムを応援する」という。
といっても熱烈というわけでもなく、2人のテレビ観戦は静かなものである。
「野球は時間が長いね」ということで、
野球以外の番組を観ていて、試合が終わる頃にチャンネルを戻したりしていた。

昨夜の第6戦は巨人が3勝2敗の王手をかけて東京ドームに帰ってきた。
今晩にも優勝が決まるかもしれない。
そう思いつつも、巨人が3点を取った段階で別の番組に変えた。

しかしやはり気になってチャンネルを戻すと、3-3の同点になっていた。
その後、巨人が1点を追加しリードを守って、3年ぶり22度目の日本一になった。





リーグ優勝した時も、小田急線の新百合が丘駅周辺では「優勝セール」がおこなわれた。
今日も秋晴れの良い天気に誘われて新百合が丘に行ってみた。








やはり優勝セールをやっていた。
この季節のセールと合わせて20%の割引であった。

Yシャッツとパジャマを買ってきた。
家に着いたら飲もうと思ったお茶のためにモッツアレラチーズも買ってきた。








2012年11月1日木曜日

サッカーと「ラーメンショー」


ラーメンがいつ頃から人気になったのか、、、。

先日、東京世田谷区の駒沢公園で開かれている「東京ラーメンショー2012」に行ってきた。

「日本のご当地ラーメン再発見」がコンセプトらしい。




時間があると相棒と街歩きをしてきた。
そしてラーメン屋を探しては立ち寄るのが定番。
ハワイに行った時も2人でラーメン屋を探したほどだ。

長男からは「ラーメンばかりでなく、フランス料理や日本料理の店に行ったらどう?」と
皮肉っぽく言われている。

今はどこの町や飲食店街に行ってもラーメン屋が軒を並べている。
ラーメンブームは益々盛んなようだ。

先月26日から駒沢公園で「東京ラーメンショー2012」というイベントが始まった。
2012というのだから続いているのか、続けていくのか、、、。
ラーメン人気も顕著である。
全国各地からラーメン屋が集まってテントのブースでラーメンを提供している。
11月4日まで、前半20店と後半20店に分かれて店を入れ替えているという。






いつもの道を散歩するよりは気分を変えて、とラーメンショーに出かけてみることにした。

イベント開催時間に合わせて家を出た。
途中で二子玉川の息子夫婦に頂き物の柿を届けることにする。

南武線で溝の口に出て、東急線に乗り換えて二子玉川で途中下車。
柿を手渡し、再び東急線に乗り駒沢大学前で降りて駒沢公園に歩いた。
目当てはラーメンショーなのか、小雨模様の天気なのに歩道は混雑していた。

駒沢公園に入ると、、運動場では大学対抗のサッカー戦の最中だった。
Jリーグの試合のようにはいかないようで、
会場入口には入場無料の看板が出ていたが、応援の人も見かけられなかった。



大学対抗サッカー戦

ラーメンショーの会場入口にはチケット売場のゲートができている。
1杯800円均一で、チケットを買ってから目当てのラーメンを探すようだ。
相棒が2枚買った。

東京ラーメンショー2012 チケット売場 1杯800円

会場に到着する前は、行列の少ない店にしようと約束していた。
しかし選ぶとなると、長い行列の店の方が旨そうに感じてしまう。
2人で別々のラーメンにして2種類を食べようということになった。


小雨の中でも大盛況

長蛇の列

山形の鶏中華 気になる

どこにしようか、、、20店もある

物販ブースもあった

相棒は「山形鶏中華」、私は「大阪ブラック」にした。
山形の鶏ラーメンは気になったし、
大阪ブラックは「なにわ最強醤油ラーメン」「3年連続第1位」とあり試してみた。
「山形鶏中華」

「大阪ブラック」醤油ラーメン

小雨の天気だったので、テントの中につくられたパイプ椅子の席は満員だった。
席が空くのを待っている間に冷めたのか、口に合わなかった。

会場ではスポンサー企業の食品メーカーが即席めんを無料で提供していた。
その他に物販のブースもあった。
会場の一角にはステージが設けられて、少女たちのグループが会場を盛り上げていた。




この日の歩数は1万2000歩。


・・・・後日談・・・・
このラーメンショーは参加の40店が人気の順位を競う。
「東京ラーメンショー2012」の結果は以下のよう。
第1幕20店が5日、第2幕別の20店が5日、計40店が10日間出店。
売上総数:24万6614杯
総売上高(ラーメン):1億9729万1200円
第1位は「富山シロエビらーめん」 1万4645杯
1杯につき40円が復興支援義援金として寄付されたそうだ。
義援金総額986万4560円。