2012年7月28日土曜日

ハワイアン・フェスティバルと鰻重


昨日も猛暑だった。

「家の中ばかりではかえって不健康だ」、と相棒に誘われるままに横浜港大さん橋に出かけた。
目当ては「Aloha YOKOHAMA 2012」というハワイアン・フェスティバルだ。

「大桟橋」というから桟橋だと思っていたら、巨大なイベント会場になっていた。
正式な会場名は「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」となっている。

横浜港大さん橋

ハワイアンフェスティバル「Aloha YOKOHAMA2012」


会場にはハワイアングッズショップやアクセサリーの店、旅行会社など
様々な出店ブースが並んでいた。


旅行鞄から植物から、、、
ハワイと旅行のイベントだった

屋内と屋外の計4つのステージでフラダンスや音楽演奏が繰り広げられていた。
相棒のフラ教室を主宰するインストラクターが出演するショーを観るために2時間ほど
会場にいた。

会場の4ヵ所で歌と踊りのステージが

ハワイアンソングを演奏中

子供もフラダンス

出かける時には、
「帰りには横浜中華街で夕食にしよう」、と話がまとまっていた。
しかし、4時過ぎに会場を出た時にはあまり食欲もなく、あまりに暑くて、急いで帰宅した。

JRの駅を降りて小さな商店街を歩いていると、店先で「鰻重」を売っていた。
持ち帰り用だ。
少し気になった。

行き過ぎてみたがやはり気になる。
相棒と相談して、試しに「中国産の鰻を食べてみよう」ということになった。

戻ってみると、
「お客さん、さっき通り過ぎましたね」と店員さん。
「主人と相談して中国産鰻重を買うことにしたの。でも、あまり大きな声で言わないでね。」と相棒。

すると店員は声をひそめて、
「わかりました、中国産ですね。美味しいですよ。またどうぞ。」と愛想よく手渡した。

でも、やはり国産にくらべると硬い食感だった。
国産の半値ですから・・・。


今日は7870歩。


2012年7月26日木曜日

梅干し作り⑤ <土用干し>


今年の梅干し作りが始まってから40日程になる。
これまでの経緯を振り返ってみると、

6月15日 梅を購入して室内干しした。 「梅干し作り①<完熟を待つ>
6月18日 熟した梅を塩で漬け込んだ。 「梅干し作り②<漬け込む>
6月22日 梅酢の上がりやカビなどをチェックした。 「梅干し作り③<梅酢チェック>
6月28日 いい状態の梅酢を取り出した。 「梅干し作り④<梅酢を取り除く>
その後、時々梅酢の状態を確認し、取り除いたり重石を調整したりしながら次の段階を待つ。
梅酢は2度取り除いた。

取り出す量は、梅がしっかりと梅酢につかっている程度。

そして今日7月26日、「梅の土用干し(天日干し)」を開始した。
「晴天が4日続くことを見極めて土用干しを始めなさい」、と本に書いてある。

気象庁の週間予報が当たらないので、天気が安定するまで待った。
どうにか4日連続で干せそうになったので、今日から開始することにした。
6月18日に漬けこんでから日数が経ちすぎているのが心配だった。

通常は漬け込んでから約1ヵ月後が目安。


「3日3晩の土用干し」開始

梅の皮が破れないように丁寧にザルに取っていく。
よく日光が当たるように梅と梅の間隔をあけて並べる。
ブロックなどの土台にザルを乗せて風通しを良くして干す。

1日に1回は裏返し万遍なく光を当てるといい。
皮が破れやすいので気をつけて丁寧に。
梅がザルについて取りにくい時は湿気のある朝方などだと取りやすい。

天気や梅の乾燥具合(しっとり具合)を見ながら室内に取り込む。
雨天の湿気はカビの原因にもなるので必ず取り込む。
夜間は原則的には取り込むが(急な雨の心配も)、
2日目や3日目に夜露に晒すと皮が柔らかくしっとりとした梅干しに仕上がる。

また、天日干し1日目の夜は一度梅酢に戻すといい。
皮と実の一体感が出てしっかりとした梅干しになる。
カラカラに干し過ぎないことも大切だ。


一般的には、マンション住まいだと干す場所の確保が難しい。
幸いにも我が家のベランダは広い方であり日当たりも良い。
部屋の外周がほぼベランダ(南、西、北)となっているため朝日から西日まで日が当たる。
日差しを追って場所を変える手間がかかるが、スペースは十分だ。

まずは朝日に当てる

下にはブロックを土台にして

重ならないように並べて
転げ落ちなければこんな風にして
さらに風通しよく裏側も乾かす



あとは夕立がこないことを祈るだけである。
4、5日は天気を心配する日が続く。

我が家の梅干しは塩分18%と通常よりも高めに作る。
やはりカビが怖いからだ。
去年の梅干しが少し余っていたので「減塩(塩抜き)」をした。
作り方は簡単。
もはやカビの心配もない。

梅酢、焼酎、氷砂糖を混ぜた中に梅干しをつけておく。
味加減を見て取り出し、4時間位干した。
塩が適度に抜けてほんのりと甘く上品な味に仕上がった。



再加工(減塩)した梅干し

【 ポイントおさらい <土用干し> 】

=好天が4日ほど続くなら土用干し開始(目安は漬け込みから1ヶ月)=

=梅は風通しよく(重ねない、土台にブロック)=

=雨天や夜間は室内に(湿気はカビのもと)=

=初日の夜は梅酢に漬け戻すとしっかりした梅干しに=

=2、3日目の夜は夜露に当てるとしっとりした梅干しに=


<続く>


2012年7月15日日曜日

鰻重と「エルミタージュ美術館展」再び


今年の土用の丑の日は、7月27日(金)。

ここ何十年か相棒と鰻を食べに出かけている。
滅多に行かないのだからと「上」か「松」にしている。

今は、自宅から2駅目の京王線・調布駅近くの鰻屋さんに行く。
店は古いビルの地下にある。
フロアのスペースの大半は、100円ショップが占めている。

何年か前に100円ショップに寄った時に偶然見つけた。
店先でかば焼きを売っている。
馴染みらしい客が訪れていて繁盛している様子だった。

店の奥の狭いスペースにテーブルが3つ置いてあるだけの小さな店だ。
「国内産鰻」の貼り紙があって自慢らしかった。

寄って食べてみた。





去年の丑の日はここでは食べられなかった。
早目に行かないと品切れになってしまうのである。
土用の丑も近づき、鰻の話題から入ったが、、、、


ところで、前回のブログ「白石温麺と「エルミタージュ美術館展」」
「10日(火)に国立新美術館で開催中の「大エルミタージュ美術館展」に行った。ところが、休館日で見ることができなかった。」という話を書いた。

「美術館の休館日は月曜日だ」という先入感があった。

何の疑いもなく出向いたら、火曜日が休館日だった。
失態を悔いても仕方がない。

改めて出直すことにした。

この美術館展は7月16日が最終日だ。

ということで、13日(金)に改めて行った。
今回はもちろん開館していた。



マティス「赤い部屋」の案内板

「国立新美術館開館5周年 大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年」

どんな作品が展示されているか下調べをしていなかったので少し時間がかかった。

会場のあちらこちらに様々な作品を載せたポスターがあった。
代表的な作品なのだろう。
特に一等目に付いたのはマティスの「赤い部屋」。
マティスの最高傑作の1つといわれ、東京では30年ぶりの展示だそうだ。


「赤い部屋」のポスター

ルーベンス「虹のある風景」のポスター

レノルズ「ウェヌスの帯を解くクピド」のポスター

副題に「世紀の顔」とあるだけに、16~20世紀の西欧絵画の「顔」というべき作品を各世紀ごとにキーワードを設けて紹介している。
その数は、83作家、89作品。
400年の西欧絵画の変遷が見られるようだ。
まずは16世紀から。


16世紀 ルネサンス「人間の世紀」
ヴェネチア派代表格のティツィアーノやロレンツォ・ロット、スケドニーなど16作品。


ティツィアーノ 「祝福するキリスト」


17世紀 バロック「黄金の世紀」
フランドル美術のルーベンス、ダイク、オランダ美術のレンブランド、ライスダールなど22作品。


レンブランド 「老婦人の肖像」


18世紀 ロココと新古典派「革命の世紀」
ロココ代表格のブーシェ、風俗画のシャルダン、グルーズ、英国のレノルズなど20作品。


ブーシェ 「クピド(詩の寓意)」
同じく寓意画の「クピド(絵画の寓意)」もあった


19世紀 ロマン派からポスト印象派まで「進化の世紀」
ロマン派のドラクロアから、ゴッホ、ゴーギャン、ルノアール、モネ、セザンヌなど19作品。


ルノアール 「黒い服を着た婦人」


20世紀 マティスとその周辺「アヴァンギャルドの世紀」
マティス、アンリ・ルソー、ピカソなど12作品。


ピカソ 「マンドリンを弾く女」

各世紀ごとに展示室の壁の色も異なっていて16世紀の赤は鮮烈だった。
作品間の間隔が十分にあったせいか静かな印象が残った。
いつも美術展の帰りには絵ハガキを買っている。
何か絵がぼやけているように見えた。

帰りは少し寄り道をした。
「乃木坂」駅から地下鉄千代田線に乗り「国会議事堂前」で下車、銀座線に乗り換える。
同じ構内の「溜池山王」から銀座線で「上野広小路」に出た。
JR御徒町駅のガード下にあるチャンスセンターでサマージャンボ宝くじを買ってきた。

この間、1万2000歩でした。

2012年7月11日水曜日

白石温麺と「エルミタージュ美術館展」


梅雨の晴れ間で、昨日は暑い日だった。
夕方のテレビニュースで東京は31度と伝えていた。

一日中家にいてもと思い、
気になっていた、国立新美術館で開催中の「大エルミタージュ美術館展」に行った。
早目に食事をして出かけることにする。


昼食は、「ナシゴレン」だった。
インドネシア旅行のお土産に頂いたナシゴレンの素(?)を使った。

相棒は「
少し香辛料が強いのかな、、」と心配しながら調理していた。
以前に友達とバリ島に行った時の現地の味を思い出していたようだ。

胡椒が程良く効いていて、とてもおいしかった。


インドネシアのお土産
で作ったナシゴレン




出かけに、宮城に住む相棒の友達から、白石温麺が送られてきた。
白石温麺は、ソーメンより太く、うどんより細く、のど越しが心地いい。


白石温麺



新宿から地下鉄大江戸線で六本木まで行った。
夏の強い日差しの中、やっと国立新美術館に着いた、、、と思ったら、「休館日」を告げる案内板がでていた。
火曜日は休館日なのだった。

国立新美術館
火曜日は休館日




帰りに、新宿に三越デパート跡にできた「ビック・カメラ」に立ち寄ってみた。
まだ工事中の階もあって雑然としていた。