2013年2月26日火曜日

東京マラソン応援始末記①~11キロ地点~


・・・東京マラソンのために都心の道路脇は応援の人たちで埋め尽くされていた。・・・

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24日(日)に行われた2013年東京マラソンに今年は息子の嫁が出場した。

出場者は36000人だった。
出場者を決める抽選では、26万人が落選したという。
幸運をつかんだ嫁の応援に、相棒と駆け付けた。


11キロ地点
西新橋交差点の様子



当初、嫁が走ること以外に気を使ってマラソンに専念できないといけないので、
「応援にはいかないことにするよ」と電話で言っておいた。
すると嫁は落胆した様子だったという。
その日の夕方、「応援にはこっそり行くつもりだった。やっぱり行くよ。」と宣言したら、
嫁は元気になった。
応援のフラッグの材料を100円ショップで買って来た。
そして、前日には嫁が来て、応援の場所などを打ち合わせした。
しきりに洟をかむので愛用しているサプリを飲ませた。
明日の分も渡しておいた。


特製フラッグ
フェルトでつくった。
嫁は大喜びだった。




当日のウェアーを持参して確認

当日は寒いながらも雨も降らず、まずまずの好天だった。

今日はランナーの嫁を追って3箇所で応援する予定だ。
嫁は毎年友人ランナーの応援に精を出し年季が入っている。
8~10箇所のポイントで応援するのだと言っていた。
その嫁が「応援にも体力がいる」とも言っていた。


東京マラソン コースマップ

打合せどおりのポイントに向かう。
まずは11キロ付近の「内幸町」だ。
都営新宿線の神保町で三田線に乗り換え、内幸町で降りた。

地下鉄を下りて地下から地上に出る時にはいつも、「何か新しい事を見られるかな」と
ちょっとした期待感が湧いてくる。
ほんの一瞬の高揚感が楽しい。

沿道は大勢の人たちが埋め尽くしていた。
ランナーが次々にやってくる。
コースの給水所でランナーが次々に紙コップ取って水やスポーツドリンクを飲んでは、

全部飲まずに紙コップを投げ捨てていく。
沿道に水が飛んでくる。
コップはごみ捨ての段ボールには入らない。
係員が足で潰しては、雪掻き用のプラスチックのスコップで掬っていた。
中には飲み残した水を道路にまいて、コップをごみ箱にちゃんと捨てていくランナーもいた。

西新橋交差点の11キロ地点では、一般参加のランナーもまだまだ元気一杯だ。


マナーのいいランナーもいる
ランナーのゼッケンにはアルファベットがついている。
スタートの早い順にA~Kまでブロックに分かれているそうだ。
嫁はHブロックだ。
Fのランナーたちが通過していく。
もうそろそろだろうか。
想像以上に探すのは難しそうだった。
ランナーの嫁と予め打ち合わせていたが見つけられるのだろうか。

「お義父さん!お義母さん!」見つけたのは嫁の方だった。
エールを送る間もなく、元気に手を振りながら走り去ってしまった。

<続く>


2013年2月23日土曜日

東京マラソンとマルタ島の菓子


明日2月24日は東京マラソンである。
2007年に始まって以来、出場希望者が殺到しているようだ。

マラソン好きなわが嫁がやっと抽選にあったと大喜びしている。
frogmanは相棒と応援フラッグをつくり、応援に出かけるつもりだ。
コースの沿道も大変に混雑するそうで、どこで応援しようか相談することにしている。



東京マラソン応援フラッグを作った。
今年は嫁が出走する

旅好きな知人の話。
彼は年中あちらこちらの国を旅している。
今回は地中海に浮かぶマルタ島とキプロスを旅行し、今週はじめに帰ってきた。
旅先の朝市などで買い求めたお土産を頂戴した。
その中のマルタ島のアーモンドの砂糖菓子を美味しくいただいている。
ちょっと独特の風味がある。
アーモンドを飴か砂糖でコーティングした日本でも子供の頃によく見かけた菓子である。


マルタとキプロスのお土産

マルタ島 アーモンドの砂糖菓子
独特の風味で美味しい

2013年2月21日木曜日

「エル・グレコ展」と牛たん


今週火曜日2月19日、上野の東京都美術館で開催されている「エル・グレコ展」を観にいった。

これまでに2度スペイン・トレドに行ったことがある。
トレドといえばエル・グレコ。
この美術展にも関心を持っていた。





今回の作品展を知って、ひと月程前に知人を誘っていた。
4月に大学時代のグループの食事会を予定している。
彼もその一人だ。

食事会のお店の下見も兼ねて昼食&エル・グレコ展ということになった。

4月の食事会は「新装の東京駅を眺めながら」と考えて、丸ビルの高層階レストランを考えていた。

目当てのイタリアン「レストランテ ヒロ」は改装中だった。
下見はかなわず、改めて予約することにして上野へ向かった。

JR上野駅の西郷会館は昨年の9月にリニューアルオープンし、「UENO3153」として飲食店ビルになっていた

その中に「牛たん、とろろ、麦ご飯」の店があった。
仙台に居たこともあり、本場の牛たんを知っている(つもり)。
厚めは食べにくいかと心配したが、薄切りのメニューもあり安心した。
久しぶりで牛たんを食べた。
写真を撮るのを忘れてしまった。


食事を終え、東京都美術館に向かった。



「エル・グレコ展」
「スペインから 世界から 待ちわびた傑作が東京に。」
「一度見上げたら、忘れられない。」
こんなコピーを掲げたポスターの原画は「無原罪のお宿り」だ。

エル・グレコ(1541~1614)没後400年を迎えるにあたっての大回顧展ということだ。
美術展には51点もの作品が展示されていた。
当初は5~10作品程が来ているのかと推察していたので驚いた。


「芸術家の肖像」
メトロポリタン美術館

「修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像」
ボストン美術館

「燃え木でロウソクを灯す少年」
コロメール・コレクション

「白貂の毛皮をまとう貴婦人」
グラスゴー美術館

「フリアン・ロメロと守護聖人」
プラド美術館

「聖ヒエロンスム」
王立サン・フェルナンド美術アカデミー

「悔悛するマグダラのマリア」
ブダペスト国立西洋美術館

「聖アンナのいる聖家族」
メデナセリ公爵家財団

「フェリペ2世の栄光」
エル・エスコリアル修道院

「受胎告知」
ティッセン=ボルネミッサ美術館

「受胎告知」
ティッセン=ボルネミッサ美術館

「聖衣剥奪」
サント・トメ教区聖堂

「聖マルティヌスと乞食」
奇美博物館

「無原罪のお宿り」
サンタ・クルス美術館

一度に多くの作品を見るとやはり圧巻だ。
少し疲れてしまった。
コーヒーショップで一休みした。



2013年2月14日木曜日

蠟梅とチョコレート


2月14日、今日はバレンタインデー。

デパートやショッピングセンターの売り場はチョコレート一色である。
そのうちの1つでしょうか、frogmannにも届いた。




そんな時季に、自宅近くには四季折々の花を植えて通行人まで楽しませてくれる一軒がある。
花の季節の前に蠟梅が咲いている。

図鑑でしらべると、
『蠟梅(ろうばい):冬の寒い時期に咲く。
           陰暦12月を臘月ということからその名があるともいわれる』とあった。





臘梅の かをりやひとの 家につかれ  <橋本多佳子>


臘梅や 枝まばらなる 時雨ぞら     <芥川龍之介>

の句が添えられていた。


まだまだ寒さが続く中の季節の愉しみである。
ふと、いつもの散歩コースに紅梅と白梅が一緒に咲いているのに気が付いた。
東京・調布近くの幼稚園の庭である。



2013年2月5日火曜日

シンガポールの旧正月とパイナップルタルト


中国の旧正月は210日。

シンガポールにいる嫁から手紙とともに贈り物が届いた。
この時期、お世話になった人に日本のお歳暮のように美味しい食べ物を贈るそうだ。
「元日」にはパイナップルタルトとみかんを手土産に親戚へ新年の挨拶まわりをするらしい。
手紙には「私も真似してプレゼント送りました」とあった。

旧正月にちなんだ品の数々。
それぞれに意味があり、そして願いがこめられている。

まずは「パイナップルタルト」。
パイナップルは「黄梨」と書く。
この黄梨の「黄(おう)」と、幸運を呼ぶという意味の「旺来」の「旺(おう)」が同音ということで
幸せな1年を祈って贈るそうだ。


“幸福招来” 黄梨菓子

次に「フカヒレのスープ」。
「旧正月には、家族で丸い鍋を囲むと家族円満につながる」、というらしくそのスープ。
これには、フカヒレの他、アワビ、ホタテ、エビ、シイタケが入っていた。
濃厚な美味しいスープだった。


“家族円満” 魚翅湯

そして、翡翠と中国結びの飾り。

願い事によって翡翠の形が異なるそうだ。
「平安で健康な1年でありますように」と選んだ、と手紙にあった。


“平安と健康” 
翡翠と中国結びの飾り

中国結びは、「盤長結(ばんちょうむすび)」という。

この意味について、
「“仏門八宝の一つで永恒不滅の最高の境地を現す”とありますが、難しくてわかりません」と
書き添えてあった。


最後に番外編。

孫息子が、「旧正月以外のものも入れよう!」とアドバイスしたらしい。
メガネ拭き、ココナッツジュース、干しプルーン等も届いた。

“〇〇〇”
孫息子の提案で追加された品々
“思いやり” “優しさ” “喜び”、、、
息子一家の気持ちが伝わってくる


新幹線とやまと芋


昨日は東京駅に相棒の姉を見送りにいった。
義姉は孫の結婚式に秋田・能代から上京しての帰りだった。
待ち時間があったのでフードコートで一休みした。




ホームに上がると「はやて」が入線していた。


義姉はお孫さんから手土産にと千葉・佐倉の名産「やまと芋」をもらったそうで、
我々も“おすそわけ”を頂戴した。
なんでも、お孫さんのソフトボールのコーチが佐倉の出身で、
曽祖母が佐倉生まれだと言ったところ、「佐倉つながり」で話が盛り上がって、、、
お土産に佐倉の名産「やまと芋」となったそうだ。
「つながり」とは何だか少々面白いものである。





見送ったあと、大丸デパートのお菓子売り場をのぞいた。

全部がチョレートだった。
時は2月、バレンタインデーか。

12階まで上がってレストラン街をリサーチ。
結局は、坦々麺と点心、相棒は定食を食べた。









2013年2月3日日曜日

神々の国ギリシャ そしてイタリア再び(番外編②)


【番外編・②】 ~旅の絵手紙 お土産 編~


旅先で絵手紙をかいた。

ギリシャのアテネで投函した絵手紙が、どうやら行方不明になっているようだ。
中国・蘇州から出したものが届かないこともあった。



1/14 アテネ
パルテノン神殿の絵手紙
アテネで投函したが届かなかった。
帰国後に再度描いた。
 旅の様子は、「神々の国ギリシャ そしてイタリア再び②」 に紹介。


1/15 
天空の修道院群「メテオラ」
007にも登場した。
投函前に写真に撮ることを思いつく。

メテオラは、「神々の国ギリシャ そしてイタリア再び③



メテオラの絵手紙は
デルフィで投函。これは届いた。


1/16 デルフィ
アポロン神殿

デルフィは、「神々の国ギリシャ そしてイタリア再び④

アポロン神殿から上に登っていく様子
上には円形劇場や競技場がある。
古代文化にふれた。



1/16~17 アドリア海を往く。
ギリシャ・パドラス港→イタリア・バーリへ
大型客船での船旅。

アドリア海クルーズは、「神々の国ギリシャ そしてイタリア再び⑤

1/17 アルベロベッロ
とんがり屋根のトゥルッリを描く。

アルベロベッロは、「神々の国ギリシャ そしてイタリア再び⑥


1/17 マテーラ
洞窟住居の街サッシ地区
しばらく滞在して絵を描いていたい、、。
そんな街だった。

マテーラは、「神々の国ギリシャ そしてイタリア再び⑥

1/18 ナポリ
車窓から駆け足で街を巡った。
ナポリの港を描いた。
街を歩いてみたかった、、。

車窓のナポリとゲーテは、「神々の国ギリシャ そしてイタリア再び⑦

1/18 ポンペイ
背後のベスビオ火山とともに描く。

ポンペイは、「神々の国ギリシャ そしてイタリア再び⑧

1/18 アマルフィ
海に向かって山肌の街が見える。

アマルフィ海岸は、「神々の国ギリシャ そしてイタリア再び⑨


アフロディテのマーブル像は7200円ほど。
ポンペイで買ったカメオは
この道70年、90歳の職人「ジョゼッペさん」が彫っていた。
その「手」に感動した相棒が購入。

アマルフィ海岸・ポジターノで買った素焼きの壁掛け

トランジットで暫し訪れたローマ
ローマ三越で購入したボールペン