2013年2月5日火曜日

シンガポールの旧正月とパイナップルタルト


中国の旧正月は210日。

シンガポールにいる嫁から手紙とともに贈り物が届いた。
この時期、お世話になった人に日本のお歳暮のように美味しい食べ物を贈るそうだ。
「元日」にはパイナップルタルトとみかんを手土産に親戚へ新年の挨拶まわりをするらしい。
手紙には「私も真似してプレゼント送りました」とあった。

旧正月にちなんだ品の数々。
それぞれに意味があり、そして願いがこめられている。

まずは「パイナップルタルト」。
パイナップルは「黄梨」と書く。
この黄梨の「黄(おう)」と、幸運を呼ぶという意味の「旺来」の「旺(おう)」が同音ということで
幸せな1年を祈って贈るそうだ。


“幸福招来” 黄梨菓子

次に「フカヒレのスープ」。
「旧正月には、家族で丸い鍋を囲むと家族円満につながる」、というらしくそのスープ。
これには、フカヒレの他、アワビ、ホタテ、エビ、シイタケが入っていた。
濃厚な美味しいスープだった。


“家族円満” 魚翅湯

そして、翡翠と中国結びの飾り。

願い事によって翡翠の形が異なるそうだ。
「平安で健康な1年でありますように」と選んだ、と手紙にあった。


“平安と健康” 
翡翠と中国結びの飾り

中国結びは、「盤長結(ばんちょうむすび)」という。

この意味について、
「“仏門八宝の一つで永恒不滅の最高の境地を現す”とありますが、難しくてわかりません」と
書き添えてあった。


最後に番外編。

孫息子が、「旧正月以外のものも入れよう!」とアドバイスしたらしい。
メガネ拭き、ココナッツジュース、干しプルーン等も届いた。

“〇〇〇”
孫息子の提案で追加された品々
“思いやり” “優しさ” “喜び”、、、
息子一家の気持ちが伝わってくる


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