2012年9月20日木曜日

「ジェームズ・アンソール展」とカステラ


ひと月ほど前から約束していた。
「9月の空いている日に、損保ジャパン美術館に行こう」と
大学時代の同級生から誘いが来ていたのだ。

メールでやり取りして9月19日に決めた。
待ち合わせ場所は新宿、いつもの小田急線改札口。
約束の11時半の10分ほど前に合流した。

昼食には少し早かったので、先に損保ジャパン東郷青児美術館に行くことにした。
美術館は損保ジャパンの本社と同じ場所にある。

入場券は友人が用意していた。
見ると、「ジェームズ・アンソール~写実と幻想の系譜~」展だった。




「ジェームズ・アンソール 写実と幻想の系譜」
パンフレットの絵は代表作の「陰謀」

初めて聞く画家である。
アントワープ王立美術館所蔵とある。
絵も初めてみるものばかりである。

ジェームズ・アンソール(1860~1949年)はベルギーの近代美術を代表する画家の一人だそう。
89歳と長生きだ。
いろいろな画風に挑み独自の世界をつくりだしたようだ。
晩年には男爵の称号を得て、肖像がベルギー紙幣(旧100ベルギーフラン)に使われたとか。

旧100ベルギーフラン アンソールの肖像

展示は、「第1章 写実と反アカデミスム」、「第2章 グロテスク絵画に向けて」に分かれて、
小さな章立てになっていた。
アンソールの約50作品を含んだ100点余りの展示だった。
アンソールが影響を受けた画家や同時代の画家の作品もあり系譜をたどる仕掛けだ。
アントワープ王立美術館のコレクションだ。


ルーベンス 「ミネルヴァ」
アンソールが影響を受けた画家の一人

アンソール 「帆船」

アンソール
「レンブラントの模写 “金細工師ヤン・ルトマ”」

アンソール 「牡蠣を食べる女」
207×105の大作

アンソール 「オステンドの昼食後」

アンソール 「ブルジョワのサロン」

アンソール 「首吊り死体を奪い合う骸骨たち」

アンソール 「絵を描く骸骨」

アンソール 「悲しみの人」

アンソール 「陰謀」
ルーベンスの「キリストと姦通する女」から発想したそう

一つ一つのテーマに深長な印象を受けた。
何となくにしても、わかるまでには時間がかかる予感がした。

昨年の11月にアントワープを訪れたが、王立美術館には行けなかった。
行っていればさらに違った味わいがあっただろうと思う。
しかし、一月ほども時間があったのだから事前に下調べをしておくべきだった、、と反省した。
午後1時過ぎに美術館を出た。

いつも家での昼食は少し早めの11時半頃である。
少々お腹がすいてきた。

同行の友人は、長く小田急に勤めていたこともあって新宿には詳しい。
寿司、中華、天ぷらの中から、天ぷらにすることに決めた。
若い時分には昼食によく来たという天ぷら屋を案内してくれた。

食事の後は、コーヒーでも、とパーラーに入った。
席に着くと、隣のおばさんが何故かワッフルセットを勧める。
長野の南佐久からやってきたと話していた。

その気にもなりかけたが、さすがにfrogmanには重い。
セットメニューしかないのかと思ったが、コーヒーだけでもオーダーできるという。
安心した。

友人はしばらくして席を立った。
戻ると、長崎のカステラを買ってきていた。
以前に贈った梅干しのお返しだということだった。

家に戻って、相棒とさっそく食べた。
一つ一つが小さな包みになっていて、味も緑茶に合うような塩梅で感心した。






フラダンスとせいろ蕎麦


連休最中の916日、
神奈川・藤沢の市民シアターでフラダンス・ホイケ(発表会)があり見にいった。




わが相棒は、このところフラダンスに熱中していて、
所属するグループの発表で踊るというので見てきたのだ。

といっても、会場ではカメラやビデオは一切禁止で写真は撮れなかった。

フラダンスの流行には目をみはるものがある。
どこのフィットネスクラブでも客寄せにフラダンス教室を持っているようだ。
そこは女性の集団の常なるか、、、葛藤が見え隠れしている。

相棒は、2~3年前には都内のグループに属して稽古していたが、
今は神奈川・湘南地方で活動しているグループに変わっている。

各グループは、それぞれが工夫しながら発表会などのイベントを行っている。
そのエネルギーに関心したり、圧倒されたりしている。




超モダンな建物の湘南市民シアターでの発表会。
ハワイからプロのハワイアン・ミュージシャンを呼んで、
フラダンスの起源をミニミュージカル風に仕立てていた。

その後、
各地の教室でレッスンを受けている「フラ・ガール」達が、日頃の成果を披露した。
会場の「湘南市民シアター」 近代的

終盤には、
今年の2月にハワイに行って撮影したデモンストレーションのDVDをスクリーンに映し出していた。
 (わが相棒達も、ハワイで開催された「エ・フラ・マイ・フェスティバル2012」に参加。
  ブログ「ハワイ問わず語り①~③」に書きとめた。)


発表会はまだ続いていたが、午後6時頃に外に出た。
小鳥の声が蝉しぐれのように聞こえてきた。
何であろうかと周りをみると、植え込みや街路樹にムクドリが無数に群がっていた。
ねぐらを探しているようだった。



小田急・湘南台駅で急行電車が来るのを待った。
途中、新百合が丘駅で降りた。
ショッピング・ビルの飲食街に行くと、店によっては行列ができていた。
日曜日だった。
蕎麦屋に入ってせいろ蕎麦を食べて帰宅した。



2時間ほどしてから、相棒から電話があり、近くの駅まで車で迎えにいった。

2012年9月9日日曜日

川崎大師とメロン


97日金曜日、残暑厳しい中、川崎大師に行ってきた。

相棒が、横浜地方裁判所川崎支部に用事があり、
付き添って行ったのだ。




用事が済むまでの間が2時間程あったので、
川崎駅に戻って、京急電車で川崎大師に向った。

京急大師線沿線も開発が進んでいた。

途中、「カワノサキ、エキノウエ、ソラノシタ」というマンションの建設現場のコピーが目に付いた。






以前、風鈴市に来た時は、川崎駅から歩いた。

真夏のような残暑の中、川崎大師の境内は閑散としていた。

それでも、10人ほどの参拝客(観光客)いた。






本殿で参拝を済ませて、
参道のお土産屋さんの店先を見るとはなしに覗いていると、
「あめ1袋300円ですよ」と呼び込みがあったので足をとめた。
1袋買った。

店先をみると、ストラップ用にもできるお守りが並んでいた。

聞けば、川崎大師は昔から東海道を行き来する人の旅の安全を守るご利益があるそうだ。

草鞋を吊るしたストラップを買った。




「旅の安全」にふさわしい
草鞋のお守りストラップ

いつもは、店先で名物のあめをつくるデモンストレーションをやっている。
客の少ないこの時期は、電気仕立ての人形があめをつくっていた。






写真を撮っていると、相棒から電話が入った。

用事が終わり、約束をしていた川崎駅前の交番横に行くという。
frogman
も急いで戻った。


丁度上り電車が入って来たところだったので飛び乗った。
川崎駅には、15分程で着いた。

少し早かったが、昼食を食べることにして、

川崎駅の西側の商業施設「ラゾーナ」に行ってみた。
改修工事をしていて、シャッターが降りている店が多かった。

手頃な店が見つけられなかったので、地下のフードコートに下りてみた。
探すのが面倒になったので、軽食で済ませた。




このところ、いろいろと頂き物をした。


face bookには掲載済みであるが、再度お礼の気持ちをこめて、ここでまとめたい。



【相棒の親戚、秋田・八竜でとれたメロン】


【富山在住の友達から毎年届く、呉羽梨】


【群馬・沼田在住の相棒の高校同級生から】


【相棒のフラダンス仲間からのブルーベリー】


【みずみずしい夏蜜柑】
以上です。