2012年10月11日木曜日

「フェルメール光の王国展」ときりたんぽ


六本木の国立新美術館で開催されている「第58回 一陽展」を観に出かけた。

美術団体「一陽会」の公募展だ。

美術団体の作品展を見たことはほとんどない。
今回は、富山にいる大学時代の友達が
「高校時代の友人が一陽展に初入選したから見て欲しい」と入場券を送ってきた。



国立美術館 「一陽展」

最終日の10月15日までに見損なってはいけない。
今日11日に出かけた。

新美術館は「リヒテンシュタイン展」が開かれていたが閑散としていた。

「一陽展」の会場に入ったが、どのように観ればいいのかわからない。
「友人の作品」だけをしっかり見ることにした。
会場に人影がなかったので作品を写真に撮った。
後で絵はがきを作って友人に送るつもりである。

「一陽展」 友人の友人の入選作品

「リヒテンシュタイン展」は観ずに美術館を後にした。

以前に友人から「銀座でフェルメール展を観てきた」とメールをもらっていた。
銀座まで足をのばしてみた。

「フェルメール 光の王国展 ~17の所蔵美術館を巡る世界の旅~」
会場は「フェルメール・センター 銀座」である。
この美術館は生物学者の福岡伸一氏がフェルメールへの想いを込めて造ったそうだ。
(詳しくは福岡伸一の生命浮遊「フェルメール・センターに込めた想い」をどうぞ)

福岡氏の言によると、
「フェルメールの全作品を一挙に、一堂に展示することによってフェルメールが生きた時間を
 再体験する。美術館というよりも、テーマパーク。」だそうだ。
オランダ・デルフトにある「フェルメール・センター デルフト」と提携しているよう。

フェルメールの37作品全ての「リ・クリエイト」作品を展示している。
原作を徹底的に研究し、最新の分析技術や印刷技術を駆使して作品を再現する、、、
それが「複製」の域を超えた「リ・クリエイト」だという。

近頃はフェルメール作品の来日ラッシュの感がある。
日本人のフェルメール人気が加速しそうである。






フェルメールの作品の数々はこれまでに、
ワシントン、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ベルリン、ドレスデン、ウィーン、デン・ハーグなどを
訪れて観ているが、多くは日本で開かれた作品展で観たような気がする。


「聖プラクセディス」
バーバラ・ピエセッカ・ジョンソン・コレクション財団

「マリアとマルタの家のキリスト」
スコットランド国立美術館

「ディアナとニンフたち」
マウリッツハイス美術館 デン・ハーグ

「取り持ち女」
アルテ・マイスター絵画館 ドレスデン

「眠る女」
メトロポリタン美術館 ニューヨーク

「窓辺で手紙を読む女」
アルテ・マイスター絵画館 ドレスデン

「小路」
アムステルダム国立美術館

「士官と笑う女」
フリック・コレクション ニューヨーク

「牛乳を注ぐ女」
アムステルダム国立美術館

「紳士とワインを飲む女」
国立絵画館 ベルリン

「ワイングラスを持つ娘」
ヘルツォーク・アントン・ウルリッヒ美術館 ブラウンシュヴァイク

「中断された音楽の稽古」
フリック・コレクション ニューヨーク

「音楽の稽古」
ロイヤル・コレクション バッキンガム宮殿

「デルフトの眺望」
マウリッツハイス美術館 デン・ハーグ

「手紙を読む青衣の女」
アムステルダム国立美術館

「天秤を持つ女」
ナショナル・ギャラリー ワシントン

「水差しを持つ女」
メトロポリタン美術館 ニューヨーク

「リュートを調弦する女」
メトロポリタン美術館 ニューヨーク

「真珠の首飾りの少女」
国立絵画館 ベルリン

「手紙を書く女」
ナショナル・ギャラリー ワシントン

「赤い帽子の女」
ナショナル・ギャラリー ワシントン

「真珠の耳飾りの少女」
マウリッツハイス美術館 デン・ハーグ

「合奏」
イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館 ボストン

「フルートを持つ女」
ナショナル・ギャラリー ワシントン

「少女」
メトロポリタン美術館 ニューヨーク

「絵画芸術」
美術史美術館 ウィーン

「婦人と召使」
フリック・コレクション ニューヨーク

「天文学者」
ルーヴル美術館 パリ
「地理学者」
シュテーデル美術館 フランクフルト

「レースを編む女」
ルーヴル美術館 パリ

「恋文」
アムステルダム国立美術館

「ギターを弾く女」
ケンウッド・ハウス ロンドン

「手紙を書く婦人と召使」
アイルランド国立美術館 ダブリン

「信仰の寓意」
メトロポリタン美術館 ニューヨーク

「ヴァージナルの前に座る女」
ナショナル・ギャラリー ロンドン

「ヴァージナルの前に立つ女」
ナショナル・ギャラリー ロンドン

「ヴァージナルの前に座る若い女」

フェルメール37作品でした。


この日の夕食は、相棒のふるさとから届いた秋田名物「きりたんぽ」だった。
この秋に収穫した新米で作ったそうだ。
新米のきりたんぽ




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