2012年10月11日木曜日

イタリア語検定試験と栗羊羹


先週の日曜日、107日にイタリア語検定試験を受けた。

毎朝NHKのラジオ講座でイタリア語を聴いている。


定年後の趣味と言えば聞こえがいいが、
一月のテキスト代380円で朝の時間を過ごせてよい。

23年前に2度受けて合格しなかった4級に、3度目の正直を信じて受けてみた。
とはいえ、ラジオ講座を聴いているだけではなかなか合格できない。




試験会場は東京・青山の大学である。
日曜日のキャンパスは人影も少ない。
資格試験や大学のセミナーやイベントの開催を知らせる立て看板が秋雨に濡れていた。

試験開始15分前に到着したら、6~7つある教室には受験者がほとんど席に着いていた。
しかし教室には空席も目立った。
欠席者も多かったのだろう。

トイレに行って戻ると間もなく試験は開始された。
1時間20分、ヒアリングと筆記に分かれている。
特に緊張することもなく、たんたんと回答をしていった。



今回イタリア語検定を受ける気持ちになったのには理由がある。
来年1月にイタリア旅行に行くことにしたためであった。

かねてから自由度の高い旅がしたいと考えていた。
理想は、主な都市まで添乗員が同行、後は各人が自由に過ごすというタイプだ。
1ヶ所にゆったりと滞在して、日常生活をみながら好きな所に観光をしたいとも思っていた。

相棒はイタリアにもう一度行ってみたいという。
そんな時に丁度イタリアの割安ツアーが見つかった。

最初は朝食だけが付いたツアーにしたが、それではかえって食事代が高くつくようである。
そんな思案をしていたら、丁度全食事付きのツアーが売りに出された。
これに飛びついた。

10
年前、10日間ほどイタリアを旅行した時は
全て個人で食事をしなくてはならなかった。
日曜日で店が閉まっていたり、予約が面倒だったりと苦労の連続だった。
旅行の後半では、添乗員に頼んでレストランを探してもらった。
すると、ツアー参加者が皆ついてきた。
急に大勢の客が押し寄せた店側はいつも大慌てであった。

結局、食事の心配と困難を回避することにしたのだ。

そして、それより何より、今回は以前に行けなかったポンペイに行けるのがよい。
前回の10日間はローマなどイタリア中部~北部の旅行だったから
南部のポンペイには行けなかった。
いつか行ってみたいと思っていた。


試験が終わり会場を後にした。
向かいの国際連合大学前の広場では野菜などの産地直送市が開かれていた。
「Farmer's Market @UNU」といい毎週土日に開催しているようだ。

青山のファーマーズマーケット@UNU

少し覗いてから渋谷の街に出た。

昼食時だったのでいつもの蕎麦屋「須坂そば」に寄ってみた。
ビルの地下にある店は日曜休業で電気が消えていた。

ラーメン屋が並ぶ通りを歩いてみた。
一軒のラーメン屋に入ったが、テレビで騒がれているにしては味が口に合わなかった。


渋谷 明治通りの歩道橋
向こうはヒカリエ


デパートののれん街で「季節の栗羊羹」を買った。
最後は本屋に寄った。
最近、視力が落ちて、読書量が落ちて、本を見るだけになっている。



イタリア語の検定試験は自己採点ではよくなかった。
今回もパスできないかもしれない。



0 件のコメント: