築地東本願寺前の35キロ地点。
ランナーはみな苦しそうだった。
次々走ってくるランナーたちは、中央分離帯の柵に掴まって屈伸をしたり、
脚の脹脛をもみほぐしたりしていた。
コースはここから湾岸の方へ向かう。
都心部のコースとしては最後になるからか、沿道は応援の人たちであふれていた。
応援の場所取りが大変だった。
見通しが悪くてちょっと圧迫感があったが歩道橋の下に陣取った。
4~5人で応援している人たちがいた。
慣れている様子だった。
旗竿に黄色のTシャツをぶら下げていた。
応援するランナー5~6人の名前を書いたメモを持っていて、通過した人をチェックしていた。
チョコレートなどをランナーに差し入れている人もいた。
直径50センチ程のザルに入れて、ランナーが走りながらサッと取れるようにしていた。
勢い余ったランナーがザルをひっくり返すこともあった。
その度に警備のおじさんが拾い集めていた。
ランナーはみな苦しそうだった。
次々走ってくるランナーたちは、中央分離帯の柵に掴まって屈伸をしたり、
脚の脹脛をもみほぐしたりしていた。
コースはここから湾岸の方へ向かう。
都心部のコースとしては最後になるからか、沿道は応援の人たちであふれていた。
応援の場所取りが大変だった。
見通しが悪くてちょっと圧迫感があったが歩道橋の下に陣取った。
4~5人で応援している人たちがいた。
慣れている様子だった。
旗竿に黄色のTシャツをぶら下げていた。
応援するランナー5~6人の名前を書いたメモを持っていて、通過した人をチェックしていた。
チョコレートなどをランナーに差し入れている人もいた。
直径50センチ程のザルに入れて、ランナーが走りながらサッと取れるようにしていた。
勢い余ったランナーがザルをひっくり返すこともあった。
その度に警備のおじさんが拾い集めていた。
35キロ地点 築地東本願寺前 ランナーの足取りも だんだんと重くなっているようだ。 |
この35km地点には息子も応援に駆け付ける予定になっていた。
折角応援に来る気になったのに寝坊して遅れては、と思い自宅に電話をしておいた。
間に合う時間に出ると言っていたが、そろそろ嫁が通過する頃になっても連絡がない。
しばらくすると息子から電話があった。
「38キロ地点の豊洲に行く。嫁さんに伝えてほしい。」と言っていた。
「38キロ地点の豊洲に行く。嫁さんに伝えてほしい。」と言っていた。
写真右下の影がお嫁さん |
予め予想して書いてあったラップタイムより10分程早めに走ってきた。
ここでもランナーから声をかけてきた。
手を振りながらあっという間に走り去った。
さすがにちょっと苦しそうだった。
息子の姿がなく落胆したのかもしれない。
相棒が、息子が豊洲にいることを伝えた。
脇に立っていた中年女性が相棒に話しかけた。
「娘さんですか?」
「いや、お嫁さんです。」
「明るくて、いいですね。うらやましいです。」
この人に場所を譲った。
そして息子のいる豊洲に向った。
我々の予定では、応援はここで終了にして築地で寿司を食べようとなっていた。
ゴールのビックサイトは相当混雑するからその方がいいということだった。
しかし、豊洲で1人応援している息子の姿を想像すると気が変わった。
急遽豊洲に駆けつけることにした。
豊洲にいく道順がよくわからなかった。
地下鉄の東銀座駅に駆け込んで、
「一番早く豊洲に行くにはどうしたらいいか」と駅員さんに聞いた。
急いで行ったが通過した後だった。
息子は嫁さんにエールを送ることができたという。
豊洲は初めての街である。
ショッピングモールの中華屋さんで坦々麺を食べた。
メールが入った。
無事完走したという嫁からのお礼のメールだった。
あとの話では、
「築地35キロ付近では足に痙攣が起きて苦しかった。
トイレに行くのが嫌だったので水分が控えめにしたのがいけなかったようだ。」と言っていた。
ゴールに入って完走の記念タオルとメダルをもらって疲れが吹っ飛んだという。
嫁さんのタイムは、4時間14分。
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