2012年8月23日木曜日

ブルーベリージャムと新調布駅


今日、渋谷に用事があって出かけた。
いつものように京王線を利用した。

京王線の電車が、多摩川鉄橋を渡ってしばらくすると、電車が地下に入った。
ここ4年近く工事が続いている京王線の調布駅の地下化が完成したらしい。





渋谷での用事を済ませて、調布駅に戻って、新駅の写真を撮った。

ホームに取り付けられた転落防止柵は、まだ使われていないが、施設そのものは完成していた。

インターネットで調べてみると、84日に報道関係者と調布市民には公開していたとある。
迂闊にも、今日まで知らなかった。






写真を撮りながら駅員に尋ねると、819日から運用していると話していた。

地下1階が改札口、地下2階が下り線ホーム、地下3階が上り線ホームになっている。




今回の調布駅地下化は、駅そのものの利便性は勿論だが、
線路が地下化されたことによって、
線路沿いの踏切が無くなったことも交通の面から、周辺住民は助かることだろう。

そして今後は、これまで使用していた地上部にビルを建設するのだろう。








先日、相棒のフラダンスの仲間から、ブルーベリーをいただいた。
口に含んだところ、苦みが強く生では食べられないのでジャムにした。



甘さ控えめにしたこともあって、ヨーグルトに入れて食べた。



今日の歩数は8,300歩。

2012年8月19日日曜日

甲子園と多摩川ナシ





暑いからといって家にばかりいてもと思い、日陰の道を選びながら散歩をしている。

散歩コースの1つとして新百合が丘辺りには度々出かける。
駅周辺の商店街には、甲子園で活躍する「桐光学園」の応援ステッカーが貼ってある。
松井投手には、奪三振の数を積み重ねてほしいと願っている。

桐光学園の甲子園出場を祝う貼り紙


家にいると、日がなテレビで高校野球を見てばかり。
日陰が多くなる夕方、買い物がてらに散歩をする。

昨日のこと、帰りに農家の家の前で、台に並べられた梨を見つけた。
一度は通り過ぎたが、今年初めてだと気付き引き返して写真を撮った。


今年初見の梨

1袋500円。
相棒が、「買わないで写真を撮るの?」と言うので、少々遠慮して離れた所から望遠で撮った。

2012年8月15日水曜日

「真珠の耳飾りの少女」と須坂そば


一昨日8月13日、東京都美術館で開催されている「マウリッツハイス美術館展」を観てきた。

マウリッツハイス美術館はオランダ・デンハーグにあり、昨年訪れていてまだ記憶に新しい。

その時もフェルメールを求めて世界中から人が集まっているのを感じた。
 (ブログ「オランダ・ベルギーとモンサンミッシェル②-Ⅰ~名画と運河~」)

東京都美術館のリニューアルオープン記念のこの企画展。
やはり呼びものは、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のようだ。



通常は月曜は休館日だが、8月13日は臨時開室するとあった。
お盆休みと重なって混雑するかとも思ったが、
一日家の中に閉じこもっているのも不健康と考えて出かけることにした。

東京・二子玉川に住んでいる息子の所に用事もあった。
二子玉川に立ち寄った後、東急線で渋谷に出た。
渋谷に着いたのは午前11時半頃だった。

昼食には少し早かったが、現役時代に時折利用していた
「須坂そば」屋に立ち寄った。
渋谷駅南口近くにある。
いつも決まって大盛りを食べる。

JR山手線に乗って上野駅で降りた。
駅の構内「エキュート上野」の3階に「MUSEUM TICKETS」というチケット売り場ができていた。
上野近郊のミュージアムのチケットが買えるようだ。
行列ができていた。



JR上野駅構内 ミュージアムチケット売場

上野駅公園口の改札を出ると、夏の直射日光が肌に刺さるかのように痛かった。
横断歩道の信号を渡って上野公園に入ると、混雑が一層ひどくなった。

公園内の交番前まで来てみると、
以前は木立の茂みを少し入らないと見えなかった東京都美術館が見えた。
そして以前の出口(帰りに使う人が多かった)が入口になっていた。
門を入ると大きな金属製の球のオブジェあり、自分の姿を映して写真を撮った。


JR上野駅 お盆中も人でいっぱい

リニューアルオープンした東京都美術館

巨大な球体に自分を映してワンショット


実はこんな感じのオブジェ
井上武吉「my sky hole 85-2 光と影」という作品
美術館のシンボルになっている



東京都美術館はシルバー割引がある。
都の施設を利用する時は、いつも得した気分になれる。

入口には、「待ち時間は30分」とあったが、実際は20分程で入れた。
行列の脇に冷水が置かれ、扇風機がまわっていた。





展示室内に入ってみると、あまり混雑はなかった。
人気の「真珠の耳飾りの少女」は防弾ガラスで覆われていた。
流石に行列ができていた。

去年の11月デンハーグでの初見以来の再会だった。
その際に、「デルフトの眺め」らとともにゆっくりと鑑賞し目に焼き付けてきた。
今回はあっさりと見て通りすぎた。

大人気の「真珠の耳飾りの少女」は
防弾ガラスに守られていた

作品一覧を見ると、「ディアナとニンフたち」が出ていた。
戻って鑑賞し直した。
レンブラントの「自画像」やルーベンスの「聖母被昇天」も改めて観た。

フェルメール 「ディアナとニンフたち」

レンブラント 「自画像」

ルーベンス 「聖母被昇天」

出口のショップで絵ハガキを3枚買って美術館を後にした。


いつも上野へは御茶ノ水から湯島を抜けて歩くのだが、さすがに暑くて歩く気がしなかった。
(6月のブログ「フェルメールと湯島界隈」の時には歩いている。
 あの時は「ベルリン国立美術館展」でフェルメールの「真珠の首飾りの少女」が呼び物だった。)

いつもは帰りも秋葉原まで歩いてからJRで帰ってくるのだが、
歩くのはやめて上野からまっすぐ新宿に出て帰ってきた。


2012年8月1日水曜日

梅干し作り⑥ <ひとまず完>


今年の梅干し作りは、615日から始まった。
経緯は前回の「梅干し作り⑤<土用干し>」で振り返っている。


2~3日室内干しで完熟を待つ

塩漬けにする

塩漬けから4~5日で梅酢が上がる

塩漬けから10日後、梅酢を取り出す

梅雨明けの土用を待って天日干し開始
「3日3晩の土用干し」

そして、6月26日に土用干し開始した。
「3日3晩の土用干し」といい、4日目の7月30日に天日干しが終わった。

丁度この日が「梅干しの日」であるそうだ。
ブログ仲間のどっぽさんから教えてもらった。

梅干しを食べると、「難<7>が去る<30>」と言われてきたそうだ。
語呂合わせで、7月30日を「梅干しの日」とした。
梅の産地、和歌山県みなべ町の農家が制定したものだとか。

7月30日、我が家の梅も干しあがった。


天日干し4日目

梅の原産は中国で、梅干しの原型は中国の「烏梅(うばい)」だとされる。
烏梅は梅の実をいぶし焼きにしたもので薬として重用されていたそうだ。
その効用は、中国最古の薬物学書「神農本草経」(約2000年前)に記されているという。

その烏梅が日本に伝わったのだそうだ。
遣唐使の小野妹子が中国から持ち帰ったという説もある。
「食べ物、水、血」の三毒を断つと言われ、漢方薬として渡来したという。

烏梅
中国では今でも漢方薬として使われている

烏梅は中国語では「wu mei(ウ メイ)」、ここから「ウメ」と呼ばれたとか。

そして、6世紀に北魏で編纂された農業専門書「斉民要術」には
「烏梅 白梅 蜜梅」の製法が記されているそうだ。
「白梅」は梅干し、「蜜梅」は蜜漬けの梅。

薬や食用としてだけでなく、染料の触媒や工学にも利用されてきたとある。
梅の果実は古来から重用されてきたわけだ。





話は梅干し作りに戻る。

「3日3晩の土用干し」は「4日間、昼夜屋外で干し夜露にあてなさい」、と本にある。
夜露にあてると皮が柔らかくしっとりと仕上がるのだ。

忠実に守りたいが、雨は大敵である。
天気が心配な夜2日間は室内に取り込んだ。

そのためなのか、今年の梅干しは皮の柔らかみに欠ける感じがする。
2~3か月したら、塩抜きのためにも梅酢や焼酎の液にもう一度漬けて、干し直すことにしよう。

保存容器に詰めてひとまず完了

<完>