花火大会が待ち遠しかった。
私鉄でひと駅の調布の花火大会は毎年夏の楽しみの一つだ。
昨年は、東日本大震災の影響で中止となった。
今年は、夏ではなく秋のこの時期(10月20日)に開催となった。
夏季の多摩川沿いでは、各地で花火大会が行われている。
調布では、競合を避けて秋に時期をずらせたのだろうと勝手に想像している。
昨日10月20日は、相棒と散歩がてら深大寺に行こうということになった。
自宅から歩くと多摩川大橋を渡って1時間20分はかかる。
最近は電車で調布に出て、調布から歩くことが多い。
昨日もそうした。
京王電車が多摩川鉄橋を渡った時、
車窓から花火大会の会場がすっかり整っているのが目に入った。
花火大会の日であった。
駅で確認するとやはり花火大会当日だった。
調布駅近くの“いつもの店”でラーメンを食べた。
昼時には行列ができる。
東京で食べるラーメンでは一番口に合う。
あっさりとしつつもしっかりと味が深く、麺もスープも旨いラーメンだ。
値段も安い。
昼食時に少し早かったのですぐ席に着けた。
いつもの塩ラーメンを食べる。
やはり美味しかった。
いつものラーメンを堪能した後、深大寺まで歩いた。
甲州街道沿いの電気通信大学の脇を通って20分程かかった。
途中、街路樹のハナミズキには赤い実がついていた。
古い民家の軒先には柿がたわわに実っていた。
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花水木の赤い実 |
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柿もたわわに |
天気も良かったので神代植物園に入園した。
菊展示会が始まっているかと期待していたが、菊の時期には少し早いようだった。
薔薇園には秋の薔薇が咲き揃っていた。
春ほどの華やかさはない。
薔薇の花の前では、大きな一眼レフカメラを構える人が目についた。
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神代植物園 秋の薔薇 |
神代植物園の正門から写真を撮りながら裏門(深大寺門)へ通り抜けた。
ペット霊園のある深大寺側に出る。
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深大寺周辺地図 (KEIOサイトより) |
道沿いの店先は行楽客で賑わいをみせていた。
花卉と取り揃えた店や土産物や甘味処が軒を連ねる。
「あやめ」という甘味処にはフランス人の女性がいて、テレビで取り上げられていた。
秋の花火は開始時間が早いようだ。
急いで花火大会会場の多摩川堤防まで歩いた。
途中、小川にかかる橋の上は花火を見る人たちでいっぱいだった。
屋並みが切れて遠くまで見通せる道路脇の歩道には、
ビニールシートを敷いて座り込んだ人たちが秋の花火に歓声をあげていた。
道路はいたるところで通行止めになっていた。
多摩川堤防に辿りついた。
やはり近くでみる花火は格別だ。
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2012年10月20日 調布花火大会 |
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秋の花火 |
さっそく携帯カメラで花火を撮ってシンガポールの孫たちに送った。
何だか1日中歩きまわっていた。
1万6000歩だった。