2013年7月25日木曜日

アンコール遺跡① ~空港とホテル~





 ・・・空港では、行き交う人々に旅に出かける前の何か期待感のようなものが見て取れる。
   私も新しいものとの出会いを期待して出かけた。


【1日目】 2013年7月20日 =出国、そしてシェムリアップ到着=

7時過ぎに成田空港に到着した。
これからカンボジア・アンコール遺跡を巡る旅行会社のツアーに参加する。
格安ツアーのために、いつものように至れり尽くせりではない。

旅行会社のカウンターでEチケットなどを受け取った後は、
アンコール遺跡のあるシェムリアップまで参加者が自分で手続きして行くことになっている。

成田空港内の銀行窓口でドルに両替した時、
窓口の係員が「気を付けて行ってっらしゃい」と声を掛けてくれた。
すがすがしい気持ちになった。

空港ビルの奥まった所にあるレストランに入り、サンドイッチの軽い朝食を済ませた。

近くのテーブルに、若い母親と小学校低学年くらいの子供の親子連れが2組いた。
「夏休みになって、単身赴任の父親のところにいく」などと相棒と勝手な想像をした。


出国審査を受けて出発ロビーに行く。
飛行機はベトナム航空。
ベトナム航空は、デルタ航空と一緒のスカイチームだ。
出発前に急いでマイレージカードを作った。






まだカンボジアで内戦が続いていた1995年にベトナムへ行った時には、
日本からの直行便は関西空港からしかなかったことを思い出す。

飛行時間5時間30分でベトナム・ハノイに到着した。
乗り継ぎ時間が2時間あった。
出発ロビーにある売店を隅から隅まで見て歩いた。

アオザイを着た人形と髪飾りを買った。
10ドルの髪飾りは旅行中に壊れてしまった。


ハノイの空港

記念の小さな人形と壊れた髪飾り
ベトナムコーヒー

1530分にハノイを発って、1710分にカンボジア・シェムリアップ国際空港に到着した。
機内では軽食が出た。


カンボジア・シェムリアップ空港

飛行機からタラップを降りて、最初に目についたのはターミナルの建物だった。
オレンジ色の屋根はヨーロッパの街並と一緒の色だが、切妻の風情はアジアが香る。
平屋建てもローカル風に思えた。
南国のリゾートといった感じか。
ターミナルまで写真を撮りながら歩いた。
気温は東京より低い感じだった。
暑いと聞いていただけに小さな驚きだった。


旅慣れた知人から、

「シェムリアップでは出入国カードを屋外で書き、寄ってくる虫に悩まされた。
 虫除けネットを持参したほうがいい」とアドバイスを受けていた。
今回は機内でカードが配布されたのでその心配はなかった。
降りてから記入した人にとっては日没前の明るさが幸いしたようだ。



シェムリアップ国際空港
ターミナルまで歩く

平屋の切妻屋根が
南国の街に合う




現地ガイドがターミナル入口で迎えてくれバスに乗った。
ところがガイドが乗ってこない。
あとで分かったのだが、ベトナム・ホーチミン経由で来る人を待っていたのだ。
ツアー参加者は総勢26名だとわかった。


表側の雰囲気

世界各地からの旅行者で賑わう

空港からの車窓
夕日が沈んでゆく

ホテルへ直行かと思ったら、ガイドは「これからレストランへ行って夕食を取る」という。
ツアー説明書には「夕食なし」とあったが、「機内食が出ない人達もいるから」との説明だった。
クメール料理であった。
品数もボリュームも十分で味もよく、サプライズの上のサプライズだった。


夕食のレストラン

スープ

クメール風カレー

クメール料理の数々

野菜もたっぷり
フライト同様にホテルも2つに分かれていた。
ひとつは繁華街に近く、バスで10分ほど離れた郊外にあるホテル。
我々のホテルは、「エンプレス・アンコール・ホテル」。
アジアンテイストの建物だった。

部屋の床はウッドのフローリングで滑るかと思うくらいに磨かれていた。
調度品も内装もシックな色調の木を多用していて落ち着いた雰囲気だった。

出かける前の説明では「ない」とされていたテッシュもあったし、水のボトルが2本置いてあった。
心地良く滞在できそうだ。
(滞在中のホテルでは戻ると水のボトルが新しく用意されていた。バスでも1人1本はサービスしてくれた。)


清潔で落ち着いた部屋

ウェルカムカードを添えて
竹細工のプレゼントが置かれてあった

<続く>




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