2012年1月28日土曜日

オランダ・ベルギーとモンサンミッシェル③ ~オランダからベルギーへ~


【3日目】 2011年11月5日 =キンデルダイク アントワープ ブリュッセル=


今日は、風車見学と「フランダースの犬」だ。

朝8時、2日間お世話になったホテルをバスで出発した。
アムステルダムからおよそ90キロ離れたキンデルダイクに向かう。
今もキンデルダイクに残る世界遺産の風車見物である。


ホテルの朝食

オランダ、ベルギーからパリへと
ツアー客を運んだバス
キンデルダイクには予定より少し早めに着いた。
風車観光は10月いっぱいで終わっていて、お土産店はすべてクローズしていた。
水路沿いの田舎道からの風景をカメラに収めながら散策した。


キンデルダイクの案内板

11月のキンデルダイクはオフシーズン

世界遺産の風車群
少々寂しげ

風車を取り囲む堀では、ゲイ風の若い2人連れが釣りをしていた。
何が釣れるのか聞いてみた。
魚籠をみせて、「まだ連れていない」と、ゼスチュアー混じりで応えた。

集合場所の駐車場に戻る途中で、中国の観光団とすれ違った。
先頭の一人が、「日本人か」と中国語で聞く。
無視していたら、日本語で聞き返してきた。
「私は日本人ですが、あなたは?」ラジオ講座で覚えたての中国語で聞き返した。

100キロ離れたアントワープへ向かう。
ここからはベルギーだ。

高速道路のサービスエリア

アントワープはベルギー第2の都市である。
日本では「フランダースの犬」で有名なようだ。
車中では添乗員さんがアントワープとフランダースの犬の説明をしていた。

私はというと、この説明を聞くまで実は物語の筋をよく知らなかった。
関心を持ったこともなかった。

私は、子供の頃をまったくの農村地帯の悪ガキとして育った。
絵本や童話とは縁遠い毎日を過ごしていたのだ。
だからか、私には「童話の世界」がぽつんと欠落しているところがある。
アントワープのノートルダム大聖堂が「フランダースの犬」の舞台だとは全く知らなかった。

ステーン城の向かいのレストランで昼食を取り、アントワープ見学がはじまった。

昔の城塞(ステーン城)・海洋博物館
道路を隔てた向かいのレストランで昼食をとった。

グローテマルクト広場
街の中心広場
市庁舎やギルドハウスが並ぶ


ブラボーの噴水とギルドハウス

ノートルダム大聖堂を見学する。
もちろん、皆の関心は「ルーベンスの祭壇画」に集まっていた。
入場者は説教部屋に掲げられた複製画を前に説明を受けた後、真作を見る手順になっていた。


ノートルダム大聖堂
ルーベンスの祭壇画

ノートルダム大聖堂前

祭壇画を見て一度広場に出たが、思いなおして聖堂内のショップに戻った。
物語の主人公をモチーフにした焼き物を買った。

バールに入ろうかと思ったが、あまり時間がないので止めた。
土産店をのぞいたら切手を置いているという。
20枚買った。

広場の外れに、日本と同じ赤色の四角いポスト風なボックスがあった。
汚れていて壊れかけていたので、持ち歩いていた絵手紙を投函するは止めておいた。

午後はブリュッセルに移動した。
王宮やEU本部をバスから見た後、バスを降りてグランプラスを散策した。

ベルギー王宮

グランプラス 大広場
「小便小僧」の像の前には大勢の観光客が押し寄せていた。
何故だかわからないが、小便小僧は大きな池の真ん中にあると勝手に想像していた。
見た瞬間には少々戸惑ったが、「ああ、こんなものか、、」という印象が残った。
写真に収めた。


世界一有名な小僧?

周辺にはワッフルとチョコレートの店が軒を連ねる。
ベルギーに来たからには、「ワッフルを食べ」て、「チョコを買う」しかない。

有名なチョコレート店に入ると、狭い店内は混雑していた。
レジでは中国人女性が20ユーロ程の買い物に500ユーロ札を出して店員を困らせていた。

私は食べたワッフルのチョコレートが口元や手についてふき取るのに一苦労した。


ワッフルやチョコレートのお店で賑わう

夕食は繁華街のレストランだった。

STELLA ARTOIS Cafe

メインディッシュのます料理
実は旅行に出てから便秘気味だった。
今日フリータイムになってからも、バールで3回トイレを借りた。
5~6ユーロは使ったと思う。
成果なしだったが、、。
夕食の間にも3回トイレに立った。
やっと気分爽快になった。

<続く>

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