2013年8月1日木曜日

アンコール遺跡⑧ ~アンコール・トムのその前に~


   旅先から絵手紙を出している。

   最初のきっかけは、以前にローマを訪れた時のことだった。
   ローマでの滞在中、街中のデモのためにホテルに足止めとなっていた夕暮れ、
   ホテルの窓から差し込む夕日があまりにも美しく感動的だった。
   これを日本の息子たちにも伝えたい・・・。
   絵手紙に描いて送ったのがはじまりだった。

   その後、旅先から知人や孫、それに自分にも絵手紙を出すようになった。


【4日目】 2013年7月23日朝 =絵手紙と朝の出来事=

旅の日程では、アンコール・ワットの名物“サンライズ”を見ることになっていた。
少し疲労気味だし、雨季で日の出はほぼ期待できないだろうから、参加しないこととして、
現地ガイドに前の日に断っておいた。
ホテルの部屋で絵手紙を描く心積もりだった。


アンコール・ワット1

アンコール・ワット2

アンコール・ワット3

アンコール・ワット4

アンコール・ワット5

アプサラ



タイムアップ、
今回は7枚しか描く時間がなかった。

最近、どこに行ってもホテルでは切手を扱わない。
今回もホテルに切手はなかった。
シェムリアップでただ1軒の郵便局に行かないと手に入らないという。


シェムリアップでは郵便の配達もないそうだ。
届いた郵便は、連絡を受けて郵便局へ受け取りに行くシステムとなっている。
 (後日情報:シェムリアップだけでなく、カンボジアでは配達サービスが機能不全らしい。)

郵便局に行く時間がなかったので、

現地ガイドにチップと一緒に渡して投函してもらうことにした。

シェムリアップの滞在も残すところ今日1日である。
夕方には日本に向けて出国する。
絵手紙の投函を現地ガイドに頼もうと、早めに1階ロビーに降りた。

昨夜、タイから観光客500人が押し寄せ、このホテルに宿泊していた。

ホテルの部屋数は200程だという。
どうやって泊ったのか、、、不思議な思いがした。
その人たちが何組かのグループに分かれて観光にでかけるというので、
現地ガイドや案内人がロビーで人集めをしている。

その様子は凄まじいばかりだ。
そこにいたタイ人にはマナーも何もなかった。


ロビーの喧騒、ガイドが奮闘。

拡声器で呼びかけていた。
しかし、なかなか届かない、、、。
ロビーの静かな一角

優雅に音楽の演奏も。

ツアー参加者の中の1人が、昨日から熱を出して部屋に残っているという。
帰国の日なので、本人さえよかったら、「病院に一緒にいってあげてもいい」と伝えるように、
ガイドに話してみた。
同じ職場の仲間4人組で、毎月預金をして今回初めての海外旅行だといっていた。
幸いにも熱が下がって回復し観光には参加しできる、との返事だった。



ホテルのレセプション

ロビーもずいぶん落ち着いた。

<続く>

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