2014年1月6日月曜日

シンガポールへ再び② ~成田からチャンギ空港~


【1日目】2013年12月17日

=成田空港へ高速バスで=

出発の日は寒い朝だった。
早朝、自宅にタクシーを呼んだ。
京王線調布駅までタクシーで行き、そこから成田空港行きの高速バスに乗る。

以前はJR新宿駅から成田エクスプレスで空港へ行くことが多かった。
列車だと車内でコーヒーが飲めたり、新聞や本が読めて落ち着くことができる。

しかし、成田空港への到着がバスより遅い時間になるので、このところ高速バスの利用が増えた。

今回もちょっと早めに行って、ある“気がかり”を解決したいと思っていた。
飛行機の座席についてだった。

航空券もネットで予約していた。
ネット予約は初めてだ。
何事も経験という気持ちでやってみたのだった。

3か月程も前の予約なのに、目当ての便はすでに満席だった。
羽田発で午前中にシンガポールに到着する便だ。
驚くと同時に、何だか不可思議なことだと思った。

成田発10:45で夕方到着便を予約した。
こちらはまだほとんど埋まっていない。
席は“よりどりみどり”という感じで、最前列の2シートに決めた。

その後、「座席を確認してください」とのメールがきた。
サイトにアクセスして確認すると、何だか様子がおかしい。
“よりどりみどり”で指定したはずの座席が埋まっている。
残っているのは、中央4列の真ん中か2人別々の座席だけだった。
そういえば、「座席は変更されることもある」と書いてあった気がする。
それにしても、、、。
予約は単なる「穴埋め」にすぎないのかと思った。

後になって「予約できていない」といわれると大変だ。

とにかく空いている席を再度指定し直した。
出発当日に航空会社のカウンターで席の変更を申し出ようと考えていた。
それもあって高速バスで少し早目に出発した。
ツアーなら余計な心配をしないで済むのに、と少し気が重かった。


成田発NH111便

出発ロビーではミニコンサートが。
持参のおにぎりを食べながら聞いた。

=いよいよ搭乗=
eチケットを手にいざ、、。
  
航空会社のカウンターへ行くと、席番は最初の予約通りに最前列の席になっていた。

ほっとした。
どういうことだったのだろう、、、結果オーライということで追求はしなかった。

  (後日談)
    サイトで確認した時に指定した座席が埋まっていたのは、
     “私が予約していたから”だった。(ちゃんと予約されていたということ)
    わかれば何でもないことであるが、初心者には非常にわかりにくいと感じた。

さて、安堵していると、
カウンターのスタッフが、「非常脱出する際はご協力ください」という。
搭乗してみると今度はキャビンアテンダントにも同じ事を念押しされた。
そういう席だった。

最前列は前の席がなく少し空間が広い。
背の高い人には足が伸ばせて都合がいいだろう。
最近は、小さな子供連れの利用者も多く、最前列はそうした人たちの「指定席」の感がある。

誰でも広い方がいいのだが。
むずかる子供に閉口することが度々あるが、航空会社の配慮なのかもしれない。

気がかりが難なく片付き、飛行機も順調に離陸した。

飛行機に乗る時には、時間をつぶすのに本を読むことにしている。

これまで読みそびれた本や訪れる先に関連する本を持って乗る。
今回は読みそびれていた2冊。
「夫婦で行くイタリア歴史の街々」と、予備に「夫婦で行くバルカンの国々」に決めた。








去年ギリシャへ旅行した時のこと。
機内で隣り合わせたビジネスマンがiPadminiで映画を見ていた。
画になっていた。
自分もしてみたいと思っていた。

今回の旅行では、初めてiPhoneを持っていく。

ドコモに聞いてもよく理解できなかったので、息子にいろいろと教えてもらった。
そして念のためにと翻訳アプリも入れてもらった。




その際、iPadminiに映画「ローマの休日」と電子書籍「大地の子」をダウンロードしてもらった。




結局は旅行中に見たり読んだりする機会はなかったが。
こんな準備にも心は躍るものだった。


成田空港を発ってフィリピン・マニラ上空までは意外に早いなと思った。

その後のシンガポールまでが意外に長く、まだまだあるなという感じだ。
東京から7時間30分、ようやくシンガポール上空に来た。
海岸に沖待ちしている貨物船が眼下に見える。
着陸寸前になると、見覚えがあるゴルフコースが現れた。


=シンガポールに到着=

チャンギ空港は、荷物受取場所がガラス1枚で外から見えるようになっている。
税関も自己申告で入国は簡単である。
ガラス越しに末っ子の孫娘を見つけた。
女房は走り寄ってガラスをたたきながら再会を喜びあっていた。

タクシーでホテルに向かった。

ママ、長男孫と長女孫はホテルに先回り。
ホテルのチェックインには息子に立ち会うよう予め頼んでおいた。


息子はインドネシアから戻ったばかりだという。

チェックインでは、保証のために予め「クレジットカード」を登録させられた。

カード式のルームキーは4枚あった。
部屋は12歳以下の子供は2人まで無料で一緒に宿泊できることになっている。
ホテルのスタッフはいちいち年を確認するわけではなかった。
末孫娘は通訳として一緒に泊ることになっていた。

<続く>



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